芦沢保の活動日誌



陽射しと影を投げ合って





  私達は知らぬ間に 陽射しと影を投げ合ってね
  自らの意思とは 無縁に芽が育ったのよ
  内を巡る道で 外に出会う戸口で
  奥深く根付いた 花々に揺られているの

  一鎖の過去が また風の中に揺れるわ
  何処までも広がる 虚空の空の下よ
  巡り行く隔たりが 内気な影に触れると
  遠くの岸辺には 名を呼ぶ詩が霞むわ

  流れる時の此処かしこで 風の音が真理を詠うの
  無縁に芽吹く花々を 遥かに調べているわ
		









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