芦沢保の活動日誌



運命の霞む声







1 汗がにじむ 体が熱くなってきた
  時が漂う 悪い風に振り回されている
  外は静かで 虫の音だけが聞こえる
  何事もない夜を 闇が装う
  過去の荒地を巡る私の思想は
  深い悲しみをようやく超えて広がって行くわ
  運命の霞む方へ 広がってゆくわ

2 もう長いこと 漂っているようだわ
  季節と道連れに まわり道を旅してる気がするわ
  この潮流は 何処までも行けそうだが
  誰にも夢が変わる そんな日が来るわ
  仕方が無いと言うことは敗れ去る事じゃないの
  只 広く遠くへ引き寄せられるようなの
  運命の霞む声が 聞こえるようなの

3 暗がりの中 疲れきって寝転べば
  小さな物でも 救いになる何かが欲しくなる
  忘れていた 本を手に取って開けば
  いくつかの詩編に心の澱みがほぐされてゆくわ
  真理に洗い出された古き日の詩編の言葉は
  深く闇を照らす明かりを灯す
  運命の霞む方へ 明かりを灯す

4 漂泊の空 虚空の目の魂は
  静けさの中 一人世界を夢見て彷徨った
  孤独を宿し にじみ出る愛だけが
  只一つ 心を洗う光りに見えた
  人が遅かれ 早かれ 辿り着く境地は
  幼い心に宿した 隠れ家かも知れないわ
  運命の霞む声が 聞こえるようだわ

(*3番の歌詞は都合により省略して唄っています)
		









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