1 汗がにじむ 体が熱くなってきた 時が漂う 悪い風に振り回されている 外は静かで 虫の音だけが聞こえる 何事もない夜を 闇が装う 過去の荒地を巡る私の思想は 深い悲しみをようやく超えて広がって行くわ 運命の霞む方へ 広がってゆくわ 2 もう長いこと 漂っているようだわ 季節と道連れに まわり道を旅してる気がするわ この潮流は 何処までも行けそうだが 誰にも夢が変わる そんな日が来るわ 仕方が無いと言うことは敗れ去る事じゃないの 只 広く遠くへ引き寄せられるようなの 運命の霞む声が 聞こえるようなの 3 暗がりの中 疲れきって寝転べば 小さな物でも 救いになる何かが欲しくなる 忘れていた 本を手に取って開けば いくつかの詩編に心の澱みがほぐされてゆくわ 真理に洗い出された古き日の詩編の言葉は 深く闇を照らす明かりを灯す 運命の霞む方へ 明かりを灯す 4 漂泊の空 虚空の目の魂は 静けさの中 一人世界を夢見て彷徨った 孤独を宿し にじみ出る愛だけが 只一つ 心を洗う光りに見えた 人が遅かれ 早かれ 辿り着く境地は 幼い心に宿した 隠れ家かも知れないわ 運命の霞む声が 聞こえるようだわ (*3番の歌詞は都合により省略して唄っています) |
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思想 | 心に思い浮かべること。考えること。その人の生活を規定し、統一するところの人生観。 |
運命 | 人間の意志を超越して人に幸、不幸を与える力。また、その力によってめぐってくる幸、不幸の巡り合わせ。 |
道連れ | 連れ立って行くこと。旅行などで一緒にいくこと。同行者。 |
潮流 | 潮の流れ。海水の流れ。時代の傾向。世の中の成り行きや、その動き。 |
漂白 | 流れただようこと。ところを定めずにさまよい歩くこと。さすらうこと。 |