相子の小道春うららの小道 何処までも続く大空に背を向け切れなかったのです 相子の小道しののめにじむ小道 日の出はゆるやかでさきどり出来なかったのです 相子の小道オオバコ揺らめく小道 足跡のほとりに幸せの花が揺れていたのです 相子の小道人ごみやさしい小道 荒野に吹きすさぶ風には染まりきれなかったのです 相子の小道ひなぶり手を振る小道 時代の波のきらめきにこだわりきれなかったのです 相子の小道人恋し小道 この道の此処彼処にも多くの人が暮らしています